
『モダンホライゾン2』で登場したスーパーバタスカとも呼ばれる《カルドラの完成体》
性質は《殴打頭蓋》と非常に似ており、よりパワフルになっていますがその分リスクも大きめのカードに仕上がっています。
このカードについての解説とモダンで何度か使用したので感想を交えて書いていこうと思います。
戦闘での広い対処範囲と耐性・細菌トークンを除去されるのが辛い


まずは《殴打頭蓋》との差を見ていきましょう。リストアップしていきます。
- キャスト・装備共に7マナで《殴打頭蓋》より2マナ重い。
- 破壊不能が付いている。
- 修正値が+5/+5と1高い。
- 《カルドラの完成体》は「先制・トランプル・破壊不能・速攻」とダメージを与えたクリーチャーを追放するを持つ。《殴打頭蓋》は「警戒・絆魂」を持つ。
- 《殴打頭蓋》は3マナでセルフバウンスできる。
似ているようで結構違いますねぇ。

どちらもモダンでは非常に重たいので《石鍛冶の神秘家》の能力によってサーチ・コスト踏み倒しで場に出す事を主眼におきます。
《カルドラの完成体》は装備クリーチャーにも破壊不能を付与するので「細菌トークン」にもある程度の耐性を望めます。もちろんあくまで破壊不能なので追放除去や布告による生贄要求、マイナス修正に対しては無力です。
それぞれ代表的なカードとしては追放の《流刑への道》布告は《ヴェールのリリアナ》マイナス修正に《四肢切断》がありますね、どれもメジャーなカードなので遭遇率も高いです。

実際私が使用した時も石鍛冶から出してからの流刑への道が飛んできたりはあるあるです…
ただこれらの除去が飛んでこないとそりゃもう無双します。トランプルがあるので小型クリーチャーによるチャンプブロックを許しません。相手が破壊不能でも戦闘ダメージを与えれば追放と攻撃面において最強クラスの性能ですね。
防御性能としては絆魂が無いのでライフに余裕を持たす事は不可能かつ警戒も無いので《殴打頭蓋》程の守り性能ではありません。
そして1番大きいのがセルフバウンス能力。《殴打頭蓋》は細菌トークンが除去されれば3マナで手札に戻して再び《石鍛冶の神秘家》で出すといった再利用ムーブが可能。また装備が5マナなのでギリギリ許容範囲内なのも大きいですな。
非常にこの各種マナ・コストの差がとても大きく感じられました。
一方《カルドラの完成体》はバウンス能力が無く、細菌トークンが除去されてしまうと装備も7マナと重いので完全な置物化してしまいます。装備クリーチャーに破壊不能が付いて耐性を持っていますが過信はできないので要注意ですね。
個人的に使った感想としてはリターンが大きいけどリスクが増した《殴打頭蓋》ですねぇ。友人は《殴打頭蓋》を2枚入れる方が好みとも言っていました、なんとなく分かる気がします。
もちろん《カルドラの完成体》が弱いと言う訳ではなく処理しにくいデッキや解決札を引けていなければ一方的にゲームエンドに持っていける性能でしょう。
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